2012年6月30日土曜日

食!(SHOCK!)



〆切前の逃避めし。
ねぶた漬けでパスタ。
わりと美味しくできた。









先日、小学館のNさんが念願のリベルタンに連れてってくれた。
ハナヨ先生も誘ったら来てくれて、三人で乾杯。
ソーセージとシュークルートが最高に美味しい!
平日なのに店は満席ですごい人気だった。


美味しい食事を楽しみながら近況報告。
Nさんも長い恋人と先週入籍して幸せそう。
2人ともとてもキレイだった。



散々食べた後にハナヨ先生が
「ここ何料理屋なの?」
と聞くので
フランス料理ですよ、と答えたら驚きのリアクション。
「そうなんだぁ〜!外の国旗はどこの国のかなぁって思ってたんだ!」


マジすか!






2012年6月25日月曜日

プロポーズ大作戦














一昨日はわたしの師匠であり大親友のハナヨ先生の誕生日でした。
そして、ハナヨ先生と長年つきあってきた藤原さんが
とうとう結婚を申し込むとのことで
一ヶ月以上前から藤原さんを中心に沢山の人が動いて
プロポーズ大作戦の計画が進められていました。

わたし達はこの日がくるのが楽しみで楽しみでたまらなかった・・・!

「いや、わたしはもう3年以上前から
ハナヨ先生が幸せになる瞬間をずっと妄想していたんだよ」
なんてKさんとSさんとカフェでお茶しつつ会場に向う。




某レストランを貸し切ってのドッキリ。
ニセの打ち合わせという形で呼び出されたハナヨ先生に
数々のしかけが襲いかかり
最終的に黒人に変装した藤原さんがプロポーズするという流れ。
それを個室に身を潜めてモニターで見守るみんな。




店に到着し
ニセの打ち合わせとは知らずに仕事の話をしているハナヨ先生。




そこにいきなり宝箱が運ばれてくるんだけれど
「デカすぎだろー!!!」
と全員総ツッコミ。爆笑。


そして色々手の込んだドッキリが続き
藤原さんが登場してプロポーズ。
ハナヨ先生の「宜しくお願いします」の言葉を聞いて個室を飛び出すみんな。
クラッカーの嵐。

おめでとうーーーーーーーーーー!!!!













ハナヨ先生のお色直しが終わり
改めて2人の出発の挨拶と乾杯。
どうみてもおかしい藤原さんの変装。








ハナヨ先生の急に目をパチッと見開く瞬間が大好き。






先生キレイ〜!
って一緒に写真撮ったらニューハーフみたい。
iphoneのフラッシュきつくありませんか。




この日参加したメンツも豪華でした。
久保ミツロウさんや田中メカさんや宇野亜由美さん
中川いさみさんやワキサカコウジさん・・・思い出しきれない!
久しぶりにお会いした久保さんが
「まっちーが最近ひうら(さとる)さんみたいになっていく!」
「まっちーの単行本久しぶりに読み返したらやっぱおもしろいよ!」
って褒めてくれて、わたしは久保さんに一生ついていきたいと思いました。
久しぶりにブリちゃんにも会えて元気になったな〜
歩くパワースポット!















前日から寝れずにがんばった藤原さん。
プロポーズの言葉を今思い出しても目頭が熱くなる。
胸が震える、気持ちの込もった優しいプロポーズ。




大好き!大好き!大好き!!!













沢山緊張して、沢山笑って、沢山泣いて、沢山お祝いした忘れられない夜。
この夜を共にした人達に、温かい気持ちをありがとうと伝えたい。
藤原さんとならハナヨ先生は一生楽しいに違いない。
それは絶対間違いない。



2012年6月22日金曜日

噎せかえる緑



FANTASTIC FUKUOKA!








母と2人で福岡へ。
わたしは初の九州。
母は二度目だというのに飛行機を降りてから
スタスタと迷いも無く歩き
誘導してくれる。
頼もしい。




母がどうしても食べたいというめんたい重を食べに行く。
陶器のお重に詰まったご飯の上に、昆布巻きにした明太子がのっかってて
その上に甘辛いタレがかかっている。
美味しいなぁ、と食べていると
母がいきなりわたしのおしぼりを奪い
正義をふりかざしながら窓際にいた蠅を叩き殺した。
わたしのおしぼり!




この日福岡は雨だった。
何気なく通った中洲。
夜のイメージしかないわたしには「え?ここ?」という感想。




那珂川と博多川の合流。
川が流れる街は好きな街が多い。
盛岡や新潟や京都。
きっと福岡も好きになるだろうな。




あのシェフ誰かなぁ?と聞くと
「川越達也」と答える母。




天神からバスで30分。
福岡に行くことがあったら行ってみたい、と
ずっと思っていた念願のぐりんぐりんへ。
ここは伊東豊雄が手がけたことで有名な植物園。




写真ではわかりづらいけれど
植物園の中では蝶々が沢山舞っている。
昔、竹富島のある路地で遭遇した蝶々を思い出した。
人間に会ったことないって感じの無防備な蝶々の群れ。
すごいファンタスティックだったけれど
キレイなものには毒があるので戯れたりはしなかった。




園内の至る所にいるグリッピちゃん。








伊東豊雄氏曰く
「川に立てた杭が従来建築だとすると
その後ろにできる渦のような建築をつくりたい」
とのこと。
歩いているうちに外に出たり中に入ったり不思議で夢のある建物だった。









眠るジャスティス佳世子。








西鉄で太宰府へ。





太宰府のスタバがすごかった。
刺さりそう。




雨の天満宮。
今年、初詣に行き忘れたのでおみくじを引いたら
一つもいい事が書かれていなかった。
引っ越しやめた方がいいのかな・・・




名物の梅ヶ枝餅。







天神に戻り
福岡在住の天才・かなちゃんと合流。
今月はかなちゃんも東京に来ていたので会うのは二回目。
博多華丸大吉がよく行くというShin Shinに連れてってもらった。
母は普通のラーメンで、わたしは焼きラーメンなるものをオーダー。
焼きそばみたいな感じだけれど、細麺なので何か頼りない。
普通のラーメンの方が美味しかった。
かなちゃんと母はK−POPや韓流ドラマの話で盛り上がっている。
わたしにはわからない。




かなちゃんがおすすめだという喫茶店に行った。
いい感じ。






福岡は地下街が素敵。
長いイクスピアリみたいな感じ。
地下街は名古屋が最強だと思っていたけれど
ウキウキする感じは福岡の方が勝っている。
街もお洒落なビルが沢山あって楽しい。

かなちゃんと三人で歩いている間
母が「あそこの○○は有名なのよ」とか「あそこの○○はすっごく美味しいの!」とか
食べ物の話ばかりしている。
というか、朝からずーーーっと食べ物の話ばかりしていた。
なので「なんでお母さんはそんな食べ物の話ばかりしてんの?」と聞くと
母は少し黙って

「だって・・・食べ物の話は誰も傷つけないじゃない・・・」

と少し小さな声で答える。
かなちゃんとわたしはじわじわ笑いがこみ上げてきて笑った。
おばさんの世界にも色々あることを垣間みてしまった。

駅までかなちゃんが送ってくれてバイバイ。
空港ではアシスタントさん達に大好きな博多通りもんを買った。
久しぶりに母とゆっくり過ごした一日。
今度福岡に行く時は夜を楽しんでみたい。

2012年6月17日日曜日

スキャンダルの私物化




トーマス・デマンド展に行ってきた。

トーマス・デマンドを知ったのは
05年に国立近代美術館でやっていたドイツの作家を集めた展覧会だった。
その時のわたしのお目当てはヴォルフガング・ティルマンスだったけれど
トーマス・デマンドの『浴室』を観て
こんな収穫があるなんて!と興奮して美術館を後にしたのを記憶している。

というのもトーマス・デマンドの写真は一見ただの風景を撮ったもの。
でも何か無機質すぎないかな・・・と近づいてよく見ると
写真の中の風景は全部「紙」で出来ていることに気づく。
そして気になって作品リストを見ると
更にその風景は
実際あった事件の報道写真を元に紙で再構築され撮ったもの
ということを知る。

今回の東京都現代美術館での展示は
その流れを意識した二部構成とも言える演出がニクい展示だった。
最初の一周目は
単純に仕事の細かさで自然物を撮った作品に目を奪われていた。
森や洞窟や芝生など
本当に紙?と写真のギリギリまで顔を近づける。
そうやって紙で作られていることに感心して出口の方へ行くと
最後なのに作品リストが渡される。
それぞれの写真は何の事件の写真なのか、ということが書かれている紙。
そこから再度回るかどうかは自由だけれど
これはしないわけにはいかないと再び会場に入る。

物語を知る前と後では写真の印象が180°ぐらい変わる。
ふーん、って感じでさっき通り過ぎた写真の前で
今度は胸が押しつぶされそうな気持ちになっている。
東電の社員が地震発生後に
初めて原発に足を踏み入れて撮った写真を元にした「制御室」は
いかにその東電の社員が撮った写真が
世界的にセンセーショナルなものだっかのかが伺い知れて
しばらく写真の前から去れなかった。

トーマス・デマンドの創作のスタイルはどれも新しい。
既に報道されたものを再度自分の手法で報道する。
いかにも(コロンバインとか)、という事件じゃなくて
心象風景に近くなっているようなものばかり。
そのチョイス自体が作品とも言える。
社会的事件を自分の解釈で作品にしている読み物や映画は沢山あるけれど
アートという形で変に脚色せずに潔く私物化しているのは
他に見た事が無い。

うん、すごい、なんていうか、報道だった。




トーマス・デマンド展を見終わって
エントランスフリーのトーキョーワンダーウォール公募展も回る。
出口付近に会田誠プロデュースのTEAMマコプリの作品がドチャッと置いてある。
萌え少女が無数に描かれてあるピンク色のテントの中に
胸をマジックで描き殴られた人形やメンバーの等身大抱き枕や
苺やハートの柄の毛布がぐちゃぐちゃに散乱している。
クラリスはバッファロー・ビルの家に侵入するより
このテントに侵入する方が恐怖ではなかろうか、というぐらい

狂気・・・!

TEAMマコプリは今年の11月から森美術館で展覧会をする予定らしい。
あぁ・・・こわい・・・。
でも絶対観に行く・・・!













2012年6月16日土曜日

滲む



今日は秋田書店のYさんと打ち合わせ。
やりたいと思う事があっても
口から出した瞬間大したことじゃなく感じさせる
自分のプレゼン能力の低さに毎度ひく。

Yさんと分かれた後
大好きなカフェにお別れをしに行った。
どうでもいいカフェはだらだらとありつづけるのに
本当にいいカフェはどんどんなくなってしまう。
閉店の理由は知らないけれど
知らないままでいいや、と思う。

毎回食べるセットをいつも通り頼み
店内に転がった色んな記憶を拾う。
あの席ではあの人にあんな相談したな。
あの席ではあの人がずっとくさくさしてたな。
変わらない匂いや色や湿度は記憶を鮮明に思い出させる。
この店には沢山の人と訪れた。
一人もいいけど
誰かと来たい店だった。







2012年6月14日木曜日

おやすみ









まだかえりたくない

まだまだ
























最近はずっと肌寒くて何を着ていいのか困る。
頭痛が治ってきたと思ったら喉が痛くてやっかい。
先週寝てばかりだったので仕事しなければいけない。
風邪などひいてられない。

そんな中、仕事の合間でセザンヌ展を観に国立新美術館へ。
最終日だったけどわりとゆったり観れた。
ポスターの100%セザンヌというリンゴがかわいい。

セザンヌは庭で絵を描きながら息を引き取るまでの生涯
故郷のプロヴァンスとパリを行ったりきたりして絵を描き続けた。
展示している絵のキャプションは
プロヴァンスで描いたものはオレンジ
パリで描いたものは青で分けられていた。
セザンヌが選んだ土地はその二つで
風景画ではプロヴァンスを象徴するサント・ビクトワール山がよく描かれている。

自分のアイデンティティーである地元が
作品に深く関わっていることが
わたしにはとてもおもしろく思えた。
わたしは生まれ育った街を作品に描こうと思ったことがない。
二番目に好きな街も作品に描こうと思ったことがない。
あまりにも馴染みすぎて空気みたいで実体が掴みにくいから。
(東京という大きなくくりではあるけれど、ここでのニュアンスとは少し外れる)
遠ければ遠い程扱いやすいのでいつもそっちに流れていってしまう。
今まで舞台にしてきた街だって
作品にしようと思ったのは旅が終わって東京に戻ってからだ。
セザンヌもパリとプロヴァンスを行き来していたからこそなのかもしれないけれど。

セザンヌ展を観た後
大好きな友人のことを思い浮かべた。
自分の生まれ育った街の為に仕事をしていくという志のもとに
一度街を離れ
力になってくれるという先生に師事するため
高知に移り住んだ彼女。
四月に一度高知に会いに行った時
中々大変だよとこぼしていたけれど
きっと日々学ぶことの連続で
どんどん大きくなっていくんだろうな。
わたしは彼女が東京に戻って来て
どんな仕事をするのかが楽しみで仕方ない。


わたしも少し離れたところから自分と向き合ってみたいな。
わたしのパリはどこだろう?







2012年6月13日水曜日

number0



number0のレコ発ライブに行きました。
セットの飾りがとっても素敵で作り方教えて欲しかった。




number0のライブを何度も観てきて
毎度「今までで一番いいライブだった」という感想になるんだけど
それってすごいなぁって改めて思う。
堀江博久さんが加わってのRETURNINGは本当に素晴らしかった。
何かに圧倒されたい、と思っていた最近。
number0に圧倒されてしまった・・・!




下のラウンジではnumber0総選挙Tシャツなるものが発売していたので
みんなで藤井君バージョンをおそろで購入!
なのに本人に喜ばれてないというのと赤目という残念加減ーーー






ライブ後number0のメンバーとラリーの近越さんと堀江さん(!)と打ち上げ。
おかきを食べていたら奥歯がまっ二つに割れたので病院に行って
なんでわたしの奥歯は割れちゃったんですか?と先生に聞いたら
おかき食べちゃったからだね〜と言われたって話をしたら
(そんなんわかっとるわい!と腿を叩きつつ)
堀江さんがおもしろいねって笑ってくれた・・・超いい人!イケメン!

朝まで飲んで
みんな色んな思いの中で生きているんだなぁ、としみじみ。
そして渋谷の街は24時間営業。
朝の良さとかを感じさせてくれないのでした。