2012年6月22日金曜日

噎せかえる緑



FANTASTIC FUKUOKA!








母と2人で福岡へ。
わたしは初の九州。
母は二度目だというのに飛行機を降りてから
スタスタと迷いも無く歩き
誘導してくれる。
頼もしい。




母がどうしても食べたいというめんたい重を食べに行く。
陶器のお重に詰まったご飯の上に、昆布巻きにした明太子がのっかってて
その上に甘辛いタレがかかっている。
美味しいなぁ、と食べていると
母がいきなりわたしのおしぼりを奪い
正義をふりかざしながら窓際にいた蠅を叩き殺した。
わたしのおしぼり!




この日福岡は雨だった。
何気なく通った中洲。
夜のイメージしかないわたしには「え?ここ?」という感想。




那珂川と博多川の合流。
川が流れる街は好きな街が多い。
盛岡や新潟や京都。
きっと福岡も好きになるだろうな。




あのシェフ誰かなぁ?と聞くと
「川越達也」と答える母。




天神からバスで30分。
福岡に行くことがあったら行ってみたい、と
ずっと思っていた念願のぐりんぐりんへ。
ここは伊東豊雄が手がけたことで有名な植物園。




写真ではわかりづらいけれど
植物園の中では蝶々が沢山舞っている。
昔、竹富島のある路地で遭遇した蝶々を思い出した。
人間に会ったことないって感じの無防備な蝶々の群れ。
すごいファンタスティックだったけれど
キレイなものには毒があるので戯れたりはしなかった。




園内の至る所にいるグリッピちゃん。








伊東豊雄氏曰く
「川に立てた杭が従来建築だとすると
その後ろにできる渦のような建築をつくりたい」
とのこと。
歩いているうちに外に出たり中に入ったり不思議で夢のある建物だった。









眠るジャスティス佳世子。








西鉄で太宰府へ。





太宰府のスタバがすごかった。
刺さりそう。




雨の天満宮。
今年、初詣に行き忘れたのでおみくじを引いたら
一つもいい事が書かれていなかった。
引っ越しやめた方がいいのかな・・・




名物の梅ヶ枝餅。







天神に戻り
福岡在住の天才・かなちゃんと合流。
今月はかなちゃんも東京に来ていたので会うのは二回目。
博多華丸大吉がよく行くというShin Shinに連れてってもらった。
母は普通のラーメンで、わたしは焼きラーメンなるものをオーダー。
焼きそばみたいな感じだけれど、細麺なので何か頼りない。
普通のラーメンの方が美味しかった。
かなちゃんと母はK−POPや韓流ドラマの話で盛り上がっている。
わたしにはわからない。




かなちゃんがおすすめだという喫茶店に行った。
いい感じ。






福岡は地下街が素敵。
長いイクスピアリみたいな感じ。
地下街は名古屋が最強だと思っていたけれど
ウキウキする感じは福岡の方が勝っている。
街もお洒落なビルが沢山あって楽しい。

かなちゃんと三人で歩いている間
母が「あそこの○○は有名なのよ」とか「あそこの○○はすっごく美味しいの!」とか
食べ物の話ばかりしている。
というか、朝からずーーーっと食べ物の話ばかりしていた。
なので「なんでお母さんはそんな食べ物の話ばかりしてんの?」と聞くと
母は少し黙って

「だって・・・食べ物の話は誰も傷つけないじゃない・・・」

と少し小さな声で答える。
かなちゃんとわたしはじわじわ笑いがこみ上げてきて笑った。
おばさんの世界にも色々あることを垣間みてしまった。

駅までかなちゃんが送ってくれてバイバイ。
空港ではアシスタントさん達に大好きな博多通りもんを買った。
久しぶりに母とゆっくり過ごした一日。
今度福岡に行く時は夜を楽しんでみたい。