2012年11月29日木曜日

歩けばあったかいから



今宵は半影月食とやらが観れるとのことで
仕事終わりに散歩へ。
でも、わたしにはそれがなんなのか、よくわかりませんでした。








気がつけばもう師走。
やっと、わたしは引っ越します。
何の執着も、思い出したくなる思い出もない街だけど
隣町へ向う道だけは好きだったなぁ。
なんて思いながら、てくてく下高井戸へ。



蔦がびっしりの大きな門のある家。
一度だけ門が開いてた時があったけど
家まで相当距離があるっぽくて、生い茂った木しか見えなかった。



よく走った神田川。



もう安くて美味い サーモンとネギトロが
容易く食べれなくなるのか。



















ネームの直しが出たので『ぽえむ』で一仕事。
深夜までやっている珈琲の美味しい店があると、とてもありがたい。
そう、とてもありがたかった。


今日、アシスタントのKさんから
『ニセセレブ』というあだ名をいただいた。
ジワジワむかつくけど、言い得て妙!
ちょっと気に入っているのでした。


2012年11月7日水曜日

Thank you for your e-mail



今日、クロノスの打ち合わせ中、哀しいおしらせを聞いた。
二年前、ペニンシュラで催されたヴァンクリのイベントで
取材させていただいた、ドミニク・ヴァロンさんが先月亡くなったと。

取材後、ヴァロンさんとは何度かメールのやりとりをした。
世界を代表するハイジュエラーで作品を発表し続けている彼女が
わたしなんかに丁寧なメールをくれること自体驚くべきことだけど
今日、家に帰ってそのメールを探して読み返したら
facebookの自分のプロフィール画像を
わたしが描いた彼女の絵にしたと書いてあった。
そのメールを読んだ当時は、まだfacebookをやっていなかったので
ありがたいなぁ、と思ったぐらいだったけど
今なら調べられる、と、彼女のfacebookを調べたら
彼女の画像は本当にわたしが描いた彼女になっていたし
昔の記事を探したら、わたしの漫画のことが沢山載っていた。
ウォールには彼女の死を悼むメッセージもあり
本当なんだ、と、じわり。
もっと早くこうしてればな、と
『友達になる』ボタンを押してページを閉じた。


ストイックに制作活動を続けながら
休日は子供達と遊んだり、ドゥカティに乗って過ごしている、と
にこやかに話してくれた彼女。
今、ヴァロンさんの夢がいっぱい詰まったヴァンクリの時計の写真を眺めながら
作品を作る同じ女性として若くして亡くなるということは
どんなに無念だっただろうと胸が痛む。


r.i.p.