2012年6月2日土曜日

モノ愛



仕事の合間に仕事。
先日取材したトゥールビヨンについて再度打ち合わせ。
トゥールビヨンは機械式時計に搭載される機構の一つで
機械式時計の姿勢差を克服するために発明された特殊な脱進機のこと。
(ウィキペディアより)
簡単に言うと機械式時計の中のゼンマイって
腕の向きによって重力が変わるので正確じゃなくなる。
それを腕の向きに関係なく重力を均等にさせるため
常にゼンマイをくるくる回転させてしまえ!という発想。
時計に詳しくない私からしたらトゥールビヨンとは
なんかくるくる回ってるもの、っていうもの。
でもとっても複雑な機構なので
開発するのにどのブランドも莫大な投資をしているし
時計師からしたらトゥールビヨンを扱えるようになるのが
ステータスだったりするみたいで
とにかくすごいものらしい。
そしてそんなすごいものの一番すごいところは
いらないっちゃいらない、というところ。
正確っちゃ正確だけれど
クォーツに比べたら正確さもCPも劣る。
時計自体も分厚くなるし重い。
でも、時計が好きなお金持ちは
そんなトゥールビヨンに歴史やロマンを感じ愛すのだそう。


いらないものと言えば
先月号のGQ JAPANの見出しに
「いらないものしか欲しくない!」
ってのがあって
一瞬ギョっとしたけど
男の人特有のそういう思想とか愛とか豊かさとか
羨ましいなぁと思った。
必要なものと欲しいものを線引きして
必要なものしかない人生とはなんとつまらないものだろう・・・
なんて感慨深くなってみたけど
最近ちょっとお金に対して誠実になれなくなってるので
いかんいかん!


・・・て何の話をしたいのかというと
トゥールビヨンは時計を語る上で外せないトピックではあるけれど
複雑で難解である故に、漫画としては扱いずらいのも事実で
打ち合わせは難航し、次回の宿題になってしまったので
いらないものこそすごい!という切り口でなんかまとまるかなぁと
ブログに書く事で整理してみようと試みた次第です。
でもルクルトの時計をいらないものなんて書けませんしね・・・
宿題が机にどんどん溜まっていく。








打ち合わせの後はクロノスのみんながお誕生日をお祝いしてくれました。
広田さんが結婚相手を探しているというので
どんな女性が好みなんですか?と聞くと
「なんでもいい」
とのこと。
でも話しているうちにどんどん注文が多くなっていく。
全然なんでもよくない。
その中でも「鮫肌の女は絶対に無理」というのが気になったので
鮫肌の女ってどんな肌なのか聞くと
A方向に撫でるとすべすべなのにB方向に撫でるとひっかかる、とのこと。

そんな肌触ったことない!!!





レンズを向けるとフォトジェニックなお顔をしてくれる広田さんは
絶賛お嫁さん募集中。
鮫肌じゃなくて色黒じゃなくて補正下着をつけない
いい生地の服を着ている女性で我こそは!という方いらしたら御一報を。