2012年9月26日水曜日

元気があってよろしい




ネームのめどがたったので朝から作業してたロイホを後にすると
後ろから、大声で母国語っぽい言語の歌を歌いながら
スリランカ人ぽい女性が自転車で近づいて来た。
オリエンタルな感じで素敵だなぁ〜と聞いてたら
リンドバーグの曲でした。

これもプラシーボ?







年内中に引っ越そうと思っているので
わたしが住みたい街に住んでる大ちゃんに
引っ越しの相談をしてみたら
なんだかめちゃめちゃ楽しみで仕方なくなってきた。

新宿が徒歩圏内のあの街。
渋谷だってチャリ圏内のあの街。
フグレンにチャリで行ける!
大好きな友が沢山いるあの界隈!

まぁ身の丈に合った掘り出し物件探さなきゃいけないところで
自分との戦いですが。

フグレン毎日でも行きたい・・・。





よし、わくわくしながらラストスパートがんばるぞ。



2012年9月24日月曜日

リセエンヌにはまけないよ!




テーマ:『少女の内実』











それはちなっちゃんのレースの襟に




ふみちゃんのウェービーヘアーに



シゲの三つ編みに



ゆめちゃんの寝間着に











考えてみれば、少女たちだけがひっそりと閉じこもった密室的世界は、

「ひらひら」を生起させる地場として、ふさわしかったかも知れない。

何故なら「ひらひら」には、リボンやフリルのゆれる動きがその典型であるのだが

絶えず境界を移動させる自在さはあっても、

宙高く飛躍する自由さはないのだから。

ゆり動かされた動きには、間もなく鎮まる時が訪れるのだ。

なにしろ、ふとした身じろぎや、風の戯れで起こる「ひらひら的」な動きは、

幻に似たはかなさを性としており、

肉体のひろがり、自由への憧れは表現してはいても、

それらは、所詮、「束の間の夢」であり、「虚なるもの」にすぎない。

それだからこそ、「ひらひら」は、実利と結びつかぬ少女たちの憧れや、

実態を持たぬ幼い媚態と、見事に照応し合い、交響し合ったのだろう。

そして、目に鮮やか「リボンとフリル」の動きと、

おだやかな「繭の中のまどろみ」が、

矛盾なく重なり合う「少女の時」の不思議さは、こうして出現することになる。



「ひらひら」の系譜 / 本田和子







今月も「VACANTの課外授業」へ。
今回のテーマは「雑誌『オリーブ』をめぐって」。
講師は金沢21世紀美術館のキュレーターである高橋律子さん。
お客さんは服飾系の学校に通ってるであろう若い女子がほとんどで
わたしとは完全に『オリーブ』の捉え方が違っただろうな。
オリーブ言葉に影響された嶽本野ばらさんのエピソードや
安全ちゃんの演説の引用など、中々唸ってしまう授業でした。
しかし、いまって本当になんでもかんでも
「かわいい」の傘下ですよね。

女の子はかわいいが無ければ生きていけない。






ウーマンという違和感。

2012年9月20日木曜日

どうずんだよ



石巻に行ってきました。
坂道を下りながら海が見えた瞬間、言葉が見つからなかった。
こっち側とあっち側、世界が別のようだった。

嗅いだ事のない噎せ返るような濃い潮の匂い。
TVで何度も見てきた瓦礫と荒野しかない沿岸部。
胸が、とかいうレベルじゃなく
いっぱいになった。












石巻の空はとても広く、海は静かで穏やかでした。




そういえば、義援金のお礼状と再度の協力のお願いが届いていた。
宮城だけ桁違いに配分されているけど
まだまだ足りない。
無理せず忘れずにできるだけ援助していきたい。















ラブホのネオンに旅情を感じるのはわたしだけですか?
(これはパチンコだけど)



もう、時系列がめちゃめちゃだけど宿のことも載せたい。


今回の宿は珍しく大きな旅館をとったんだけど
三人部屋にしては異常に広かった。
この写真の部屋の隣に二つベッドが入った部屋がもう一つついてる。
古いけど、いちいちフォトジェニック。




「お前は子供用の浴衣着てろ」
と松子にあてがわれたつんつるてんの浴衣。
ロビーを歩くにはいささか恥ずかしかった。








みっちゃんのスニーカーが卑猥だった夏。

わたしの夏はこの旅をもって完璧に終わった。
これから秋が過ぎたら、しんどい冬がきて、年が変わる。
でも憂鬱でもない。
10月のスケジュールがイレギュラーな逢いたい人達で溢れてるから。













これからは
スカイツリーが見えてくると
ほっとするようになるのかな。

2012年9月19日水曜日

現実的なことは考えない




ライアン・マッギンレー@小山登美夫ギャラリー。

シガー・ロスの衝撃から数年、国内初個展。
ヒカリエではマッギンレー本人が
一般の希望者を撮る企画をやってたり盛り上がってたけど
なんとなくこっちの方が観たくて足を運んだ。


そんな裸で野を駆け巡ったら擦り切れちゃうよ〜
なんて言ってはいけない。

わたしもあんな風に人間を体現してみたい。





         

2012年9月18日火曜日

上里はくさい

   
トンネルを抜けるとそこは・・・













9月だけど夏はまだ終わらない。
自慢のかわいこちゃん達をひきつれて新潟へ小旅行。


メンバーであるはずのありなは毎度のことながら欠席でしたが
ありなのママの美奈子さんが働く
『cafe&domitory 山ノ家』に宿泊しました。
この宿、古い空き家をリノベーションした宿で
一階がカフェで二階がドミトリーになっているんだけど
とにかくオシャレ!

久しぶりに会う美奈子さんは相変わらずキレイで
大幅にチェックインの時間に遅れたのに
ホッとする笑顔で迎えてくれた。





朝。




いつティファ出張編。
美奈子メイドのスコーン。








この日、宿に偶然居合わせてたありなの友人だという河村さんに誘われて
どぶろく工房の見学へ。
(ありなの顔の広さは本当にすごい)




どぶろく特区全国第一号を製造している若井さん。




どぶろく初めて飲んだけど、美味い!!!!








あまりの美味さに思わず
どぶろくじゃないけど玄米の甘酒を購入してしまいました。
こういう出会いがある旅はとても楽しい。








どぶろく買って機嫌がよくなった後は
トリエンナーレへ。



これ、きもかった。




ゆめちゃん、天空の城の住人みたい。




ボルタンスキー『最後の教室』でようこちゃんが具合悪くなる。




会田誠みたいな古着の山もボルタンスキー。




疲れた人もアート。




マッドサイエンティストゆめ。




おい紫蘇ーダ。













でもね

トリエンナーレも面白かったけど
この旅の本当の目的は・・・


『片貝まつり』


なんだ!!


  

日が暮れて





パーーーン!




神社の境内の木と木の間から見る花火もキレイ パーーーーン!!!!




花火を奉納した人達は自分たちのが打ち上がると大盛り上がり。




躍動的な牛。




日本一の大きさと言われる四尺玉。
大きい。
広がって、とどまる。












二回目の片貝まつり。
今回は小千谷の田村さんのおかげで憧れの桟敷席で見れて
雨も降らずに風も穏やかで本当にラッキーでした。




そんな夏のおわり。




2012年9月11日火曜日

まごうことなき月曜日



忙しくても勉強しなきゃ!


先日、VACANTの課外授業に参加してきました。
テーマは『奈良美智と村上隆が越えてきたもの』で
講師は流行通信でアートパラダイスを連載していたキュレーターの児島やよいさん。
奈良さんと村上さんとのつきあいは気づけば長いという。
途中、アートパラダイスを振り返る場面もあり
ヴォルフガング・ティルマンスや
マーガレット・キルガレンといった顔ぶれが登場して
キュレーターという存在が更に神格化してしまいそうでした。

2人について
「越えなければいけないものはこれからもっと先にある」
という着地点で足跡をレクチャーしてもらったのは
大変興味深かった。
授業中ふと、奈良さんと村上さんは
ワールド・イズ・マインのモンちゃんとトシに似てるなって思った。
これは全く主観で賛同する人はいない思うけど・・・。

アートと触れ合う時は表面だけではなく
そこにどんなレイヤーが重なっているのかを想像して欲しい。
そう語る児島さんの授業は愛でいっぱいでした。










それをふまえて
今日は横浜美術館に奈良美智展を観に行った。
 
圧倒的なイノセンス。
Cosmic Eyes(これ、未完なの)の少女の涙を浮かべた瞳の中に
『OH MY GOD      I MISS YOU』
と書かれているのに恍惚。

村上さんもまた日本に興味を持ってくれたらいいのになぁ、と
少女のオバケを見上げながら思いました。





メタリックな横浜。

秋の風を体に受けながら
今年の夏はお気に入りのワンピースに一度も袖を通さなかったな、と
抗いたい気持ちにケリをつけたのでした。

2012年9月4日火曜日

かわいいさみしい




人が人の悪口を言っている時
「そのひとのことがとても好きなんだね」
と心で思いながら聞くことがある。


誰かに対してガッカリすることはさみしくて
とても疲れること。
信頼していたらしていたほど
その反動は大きい。




必至に悪口を言いながら思い知る
振り上げた拳の行き場のない感じ。

それは全然ソフトじゃないよ。