2012年6月4日月曜日

スライス脳



頭痛が治らない。
二日経っても後頭部に一分間隔でハンマーで殴られるような激痛が走る。
昨日は一日何もできず、ひたすらgleeのDVDを観ていた。
あまりにも痛いし激痛の度に体が竦むので
ブログを観てメールをくれたマルクさんの勧めもあって
大きな病院に行くことにした。


大きな病院にかかるのはすごく久しぶりで
呼出機なんて便利なものがあるのに驚いた。
合理的!フードコートみたい!
でもカルテを渡した後コーヒーでも飲みに行こうかと思ったけれど
脳神経外科は患者が少なかったみたいですぐ呼び出されてしまった。
先生に病状を伝えると先生はわたしに向き合う形に座り直して
わたしの耳元で指を擦り合わせた。
カシュカシュッ
「聞こえますか?」
「はい」
「反対側も聞こえますか?」
「はい」
「これはできますか?」
「これは感じますか?」
「片足で立てますか?」
「綱渡りできますか?」
ひたすら左右に違いがあるところを探す。
でも異常はない。
わたし、フツー!
病状から言うとクモ膜下の可能性もあるけれど
診察した感触からは異常が無いからCT検査を受けることに。
検査を受けて再び診察室に戻ると
脳のスライスが沢山モニターに。
「きれいな脳ですね〜」
先生にそう言われてなんだか嬉しかった。
わたしの脳、きれいなのか・・・
とりあえずCTでも異常は見られず鎮痛剤だけもらうことに。
結局この激痛は何なのかわからずモヤモヤしてるけれど
高いお金出してでもちゃんと自分と向き合うのは気持ちがいい。
マメに病院行ってても歯が折れたりもするけれど
いつもやるだけのことはしたって思っていたい。
最近ALS患者の藤田ヒロさんのブログ読んでてもそう思った。
自分の体に耳をすますのは大事。


帰るとラリーの社長から優里さんの新譜と
わたしがジャケットを手がけたサンプラーが届いていた。
嬉しい。
優里さんの曲はいつだって優しいんだ。



みんなも買ってね。